いかのおすし

鮭いくらの毎日

何かを目指していたはずなんだけれど

22歳で働き始め、気づいてみればいつのまにやら15年もたっていた。

 

22歳〜24歳のころは「デカイことをやりとげる人間になりたい」「世に名前を残したい」その想いを胸に必死に働いていた。見返してやる、同年代の誰よりも輝いてみせる。

 

今はどうなのよ。

 

子供を産んで、職場に復帰して、必死にこなした1年間。慣れてきたときにはもう「デカイことをやりたい」なんて想いはどこかに消えていて「どうにか無難に毎日が過ぎて欲しい」「健康第一」そんなことばかりが胸に溜まっていく。

 

そして、私が良きライバルだと感じていた「同年代の誰か」も、いつのまにかいなくなっていた。切磋琢磨する相手は、年下の独身の元気な子達。同年代の男子はって?お迎えと毎日の料理のことを考えなくていい人と張り合う気は1mmもない。

 

もう、闘争心みたいなものは消えていて、他のワーママを出し抜こうなんて気持ちはない。どうにか、私もあなたも元気に働けますように。どうにか、子供がすくすく育ちますように……。

 

さて、今私は何を目指しているのでしょうか。

 

家のローンもあるし、あと20年以上は働くかな、と考えると、その20年を豊かにするために今は働いているんだろう。正社員という立場にしがみつき、24歳の頃の実績をどうにか引き伸ばして。